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先日、美術修復調査研究機関 文化協会 "バスティオーニ" -Associazione Bastioni-のホームページ更新をお知らせしたという事で、現在の協会工房内の現状について簡単にご紹介したいと思います。 以前の2007年2月20日の記事『絵画作品から再びフレスコ画へ!?』でもご紹介した、壁から剥がされた状態で持ち込まれたフレスコ画の修復。新しい支持体に置き換える作業を経て無事洗浄作業も終わり、現在は化粧漆喰を施す作業が行なわれ、近々補色作業に入る段階まで来ています。表面を覆っていた様々な汚れが除去され、現在はオリジナルの色層が顔を出しました。もともとダメージが酷かった作品だけに、マリア様の顔などは解読不可能な状態ですが、それでも作品自体の図像がはっきりと浮かび上がり、画家の筆使いなどが見てとれるようになりました。修復も最終段階…仕上がりが楽しみです。 その他にも1500年代〜1800年代の絵画作品、チベットのタペストリーに陶器など、様々な作品が修復中です。作品は古美術商や美術館・博物館、個人コレクションなど、様々な場所から運び込まれてくるのですが、フレスコ画に限らず美術作品全般に興味のある私にとっては夢のような空間と言っても過言ではありません。また、それらの作品について個人的に疑問があれば気軽に質問でき、明確な答えが返ってくるのも魅力のひとつです。自分は壁画修復の専門家ですが、別のジャンルの修復からも時として役に立つ情報が入手できたりする事もあります。このように、各分野の修復家同士が肩を寄せ合い研究に没頭できるのが文化協会 "バスティオーニ"なのです。
by affresco-bastioni
| 2007-06-20 23:44
| 修復家の独り言
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